1998年WHO憲章の健康の定義改定案に「完全な肉体的(physical)、精神的(mental)、霊的(spiritual)・・・」が総会の議題で採択されました
WHO執行理事会では霊的を人間の尊厳の確保や生活の質を考えるために必要な本質的なものという意見が提起されたようです。
(厚生労働省プレスリリースより)
一般に日本では霊をオカルト宗教や何か怪しげな印象で受け止められているためか、その翻訳にあたり専門家、学者での議論がなされたようです。一方でWHOの意見提起には終末期医療や緩和ケアなどの医療看護現場にその重要性が注目されているのです。
そもそも、人は神(※1)に似た被造物として創造されました。
聖書では体・魂・霊と表記されています。そして、この人を知ることは神の働きの理解と、
神を知ることの手がかりにもなり得るのです。
そこで、神が人を創造された経緯を創世記(※2)から抜粋すると、
「・・・人をわれわれのかたちとして、われわれの似姿に造ろう。・・・
神は人をご自身のかたちとして創造された。・・・
その鼻にいのちの息を吹き込まれた。それで人は生きるものとなった。」
と記述されています。
ここでの似姿は、物質的な人の有機組織体としての体のことです。
次に、かたちとは内面の精神や心理的なことで知性、理性、自由意思、感性などの非物質的な側面です。
そして、いのちの息は人の霊性です(※3)。
「確かに、人の中には霊があり、全能者の息が人に悟りを与える。」(※4)
このように、いのちの息と表現されている人の霊性は、良心と祈りの部屋とも考えられます。そこでは誰もが不滅のいのちと、
時を超えた存在に繋がることを望んでいるのです。
したがって、このような普遍的な問いかけに対してイエス・キリストは(※5)
「・・・だれでも新しく生まれなければ、神の国をみることは出来ない・・・
肉から生まれる者は肉であり、霊から生まれる者は霊である。・・・風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞くが、それがどこからきて、どこへ行くかは知らない。霊から生まれる者もみな、それと同じである・・・
それは彼(イエス・キリスト)を信じる者がすべて永遠の命を得るためである」
と約束されています。永遠の命は死後に発生するものではありません。
イエス・キリストを信じた時が誕生なのです。
新生による永遠のいのちと、いのちの歴史は、人との関わりを願う神のことば、聖書が伝えるメッセージなのです。